大学生が投資しても大丈夫?
投資をする時に何を気を付ければいい?
このような悩みを持っていませんか?
私は大学生こそ投資を積極的にして、将来に備えるべきだと考えています。
なぜなら、早めに始めるほど有利に立ち回ることができるからです。
私は高校の時から投資の勉強を始めて4年になります。
様々な失敗を繰り返し、投資の本を読んで知識をアップグレードしながら売買してきました。
そこで、今回は投資を始める際に気を付けるべきポイントを6つお伝えします。また、大学生に投資がおすすめな理由と、投資を勉強する際におすすめの書籍も紹介します。
この記事を読むことで、以下のことを学べます。
- 大学生が投資で失敗しないために気を付けるべきポイント
- 大学生に投資をお勧めする理由
- 投資に役立つおすすめ書籍
将来に役立つ投資を学びたい人には必見です!
気を付けるべき点6つ
確実に儲かるは詐欺
投資の世界で「絶対に儲かる」はありません!

基本となる考え方は「リスクがあるからリターンがある」です。
投資の商品には、リスクに応じた特性があります。
リスクとは「不確実性」のことで将来どうなるか分からない程度のことを言います。
一般的には商品をリスクで分類することが出来ます。
- 預金:リスクはほとんどないが、リターンも少ない予想
- 株式:リスクはそこそこあるが、リターンもまずまずの予想
- 仮想通貨:リスクはかなり高いが、リターンも高い予想
このように分類できます。
絶対に儲かるというのは「リスク0でリターン大」のようなもので、インサイダー取引など不正しない限りできません。絶対に儲かるという文言や、そのような商品に出会ったときには注意しましょう。
リスクの高すぎる商材はNG!
上で「リスク=リターンだから、リスクの大きいFXや仮想通貨をやるといいじゃん!」と思われた方がいるかもしれませんが、FX以上の投資商品に多くの資金を投入するのはお勧めできません!
リスクが大きすぎると成功しても失敗しても良くない結果を招きやすいです。
- 大量に儲かった→稼いだ経験が印象深くなり、依存する可能性が高い。
- 負けた→リスクが高いため、失う金額も大きくなる。



ギャンブル性が高いと、勝っても負けても人生には悪影響しかないと僕は思っています
そのためFX以上のリスクの高い商材に大量の資金を投入するのはやめておきましょう。
やるとしても、ほんの少額で制限をつけた方が間違いなく失敗しにくいです。
短期間で儲けようとしない
短期でいきなり稼ごうとしてはいけません。投資はじっくり時間をかけて行うものです。
投資で収益が出るサイクルは簡単に言うとこのような形です。(厳密には成長するという期待感から上がることが多いですが)


短期投資はこのサイクルを無視した投資方法です。
得をした人がいれば、損をした人も一定数いるゼロサムゲームと呼ばれています。(資金の奪い合い)
いわばギャンブルとなってしまうためお勧めしません。
小額から始めよう
少ない金額から始めましょう。いきなり大きな額を入れると失敗したときの損失が大きく、投資が続けられなくなる可能性が高いです。
上にも言った通り、投資は長期の目線ですることが大切です。
長く続けることで成果が出やすい分野のため、投資を長く続けるためにも最初は少額で始めて、相場の上がり下がりに慣らしてから、投資額を増やすと失敗しずらいです。
扶養から外れる可能性がある
103万の壁を知っている方は多いと思います。投資の利益も設定次第では所得としてみなされ、103万の壁を越えて扶養から外れてしまう場合があります。
口座を開設する際に、税金を自動で引いてくれる「特定口座の源泉徴収あり」にしないと、利益がでた時に、所得額が一定額を超えて、扶養から外れてしまうことがあります。



証券口座を開設する際は、「特定口座の源泉徴収あり」に設定しましょう。
余裕のある資金で


投資で儲けたいからといって、持ち金のほとんどを投資に回してはいけません。
投資は流動性が低い資産と言え、それは換金に手間がかかるということです。
投資にほとんどの資金を使ってしまったため、生活資金が足りず借金してしまうことになると本末転倒です。
少なくとも生活費3か月分は預金として持ち、それ以外をどう投資に回すかを考えましょう。
手数料に気を付けよう
商品を売買する際の手数料や信託報酬に気を付けましょう。
例えば投資信託という株式や債券の詰め合わせパックのようなものでは、信託報酬という手数料が設定されています。
信託報酬が1%なら、投資額から年間で1%を手数料として取られます。ぼったくり商品の一つに手数料が異様に高いことが挙げられます。(2~5%)
この手数料が収益額を大きく分ける一因となります。
そのため、ネット証券を活用して取引手数料を低くし、投資信託を購入する際は「信託報酬0.2%以下」を目安に購入するとよいです。
大学生におすすめの理由
以下では大学生におすすめの理由を解説していきます。
主体性が生まれ、政治や経済を学べる
投資を始めることで、主体性が生まれて政治や経済に興味を持つようになります。
なぜこのタイミングで株価が上昇したのだろう?→円安が加速したからか!
電力会社の株価が総じて下がっているのはなぜ?→石油価格が上がっているから・環境負担税が増えることが決まったからか!
というように、投資を始めることで社会の仕組みや、社会情勢、経済の動向によりアンテナを立てることができます。
早めに始めた人が有利
投資は早めに始めた人が有利と言われていますが、それは複利の力を利用できるからです。
例えば10万を年利5%で20年間複利で運用した時に総額いくらになるでしょうか?
1.20万より少ない
2.20万ぴったり
3.20万より多い
正解は3番で、20万円を大きく上回る36万まで増える計算になります。
市場全体に投資するインデックスファンドでは、年平均で5~7%上昇すると言われています。これは過去の統計から導かれた数字です。


例えば、資金100万円を年利5%で運用すると
- 10年間→利益62万
- 20年間→利益165万円
- 30年間→利益330万円
- 40年間→利益600万円
このように、投資する年数が増えれば増えるほど、上昇幅が大きくなり、利益が最大化されます。
そのため、大学生という若いうちから投資を始めることにより、投資する期間が伸び、資産を大きく伸ばすことができます。大学生のうちからやっておくと恩恵が大きいです。
失敗したときのリスクが少ない
大学生は失敗した時の失敗が少ないこともおすすめの理由の一つです。
もしも、70歳を過ぎて投資を勉強し始めて失敗するとどうなるでしょうか?
若いころのように働けない人がほとんどのため、老後の生活に確実に大きな影響が出てしまいます。
しかし、大学生はこれから働いて、実際に稼ぐことができます。家族など支えるものがない場合がほとんどのため、失敗したときのダメージが少なく失敗しても勉強代だと割り切ることができます。
投資の勉強でおすすめの書籍
以下ではより投資に詳しくなるためのおすすめの書籍を紹介します。
読むとすぐ投資がしたくなるような書籍を取り揃えましたので、気に入ればぜひ読んでみてください!
難しいことはわかりませんが、マンガと図解でお金の増やし方を教えてください!
堅実な資産運用の要点がこれでもかというくらい詰まっており、漫画と図解でかなりわかりやすく解説されています。
資産運用を始めるときに一番最初に読んだ書籍の漫画バージョンです。文章で読むよりも理解しやすく、読みやすく仕上がっているので、初めて投資をする方にお勧めの書籍です。



この書籍を読み終わった瞬間に資産運用をしたくなって、そこがスタートラインでした。
初めて資産運用について触れる方には色んな衝撃があると思うのでぜひ読んでみてください!
ただ、この書籍に書かれている方法をそのまま実践するのはお勧めしません。
読んだ当初はこの通りに実践したのですが、現代の情勢を見ていると日本株の比率は少なくていいと思います。
私が実践している方法を紹介しているので、気になった方はこちらもどうぞ。


漫画 バビロン大富豪の教え 「お金」と「幸せ」を生み出す五つの黄金法則
知っている方も多いかと思います。普遍的なお金の知識を学べる名書です。
大昔に栄えたバビロンという都市に住む貧しい少年が、裕福になるためにバビロンに伝わる七つの教え学び、経済的に豊かになるにはどうすれば良いのか奮闘する漫画です。
- 収入の一割を貯蓄する
- 危険からお金を守る
- 自分を最大の資本とする
このようなシンプルながらも現代でも色褪せることなく通用する、基本的なお金に対する考え方7つを物語方式で楽しく学べます!
敗者のゲーム|中級者向け
アマチュア投資家が投資で負けない方法が学べます。
株式投資の世界は機関投資家と呼ばれる財力と知力の優れたプロの投資家が、株式市場を大きく動かしています。
その中で、我々アマチュアの投資家がどのような戦略を立てるとプロの投資家に勝てるのか、という問いに答えてくれる書籍です。
この本の結論をいえば、長期でインデックスファンドに積み立てをするということなのですが、それをデータや研究結果を交えて詳しく学べます。
まとめ
大学生が投資をするうえで気を付けるべきポイント
- 確実に儲かるは詐欺|リスク=リターン
- 短期間で儲けようとしない
- 小額から始めよう
- 「特定口座の源泉徴収有り」に設定
- 余裕のある資金で
- 手数料に気を付けよう
大学生に投資がおすすめの理由
- 経済や社会情勢に詳しくなる
- 若いうちに始めるほど有利
- 失敗したときのリスクが少ない
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」という言葉があるように、失敗しない方法があるのならその方がよいです。以上のことを念頭に置きつつ、より投資の知識を蓄えて、パワーアップしていきましょう!
お読みいただきありがとうございました!


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