どうもこうきちです!
今回は宅浪がお勧めできない理由について紹介します。
私は結果的に第一志望の地方旧帝大に合格できました。
表面上は成功と言えるのですが、宅浪時代の苦い経験を思い出すと二度とこのような経験はしたくないです。
そこで今回は、一年の宅浪を経て、地方旧帝大に合格した私が宅浪をお勧めできない理由を3つピックアップしてご紹介します!
自宅浪人するか悩んでいる方や、自宅浪人がどのようなものか知りたい方は是非お読みください!
精神的に不安定になりやすい
お勧めできない一番の理由はメンタルヘルスの観点からです。
宅浪は何も工夫しなければ、ほぼ確実に精神が病んでしまうと断言できます。
受験生は常に受験のプレッシャーにさらされます。
常に勉強しなくてはいけないような焦燥感
この勉強法で本当に成績が伸びるのかという不安感
試験本番で頭が真っ白になったらどうしようという懸念点
上げるときりがありません…。
そうした中、自宅浪人は他の人と交流する環境を与えられずにスタートします。
共に頑張るライバルがいないことや、アドバイスをくれる教師やチューターがいないこと、談笑相手がいないことなど…。
現役時代ではあたりまえだったことがほとんどなくなってしまいます。
私が精神的に不安定になった際に、一番つらかったのは就寝時です。
宅浪生活にすでに疲れが見え始めた5月ごろから、勉強に集中できなくなる日が増えました。
「今日はあまり勉強できなかったな」と感じる日が増えると、だんだん無力感を覚え、寝付くのに時間がかかるようになりました。
7月ごろには、寝ようとしても寝られない時間が平均して2時間、酷い日には夜を越してしまう日もありました。
横になったときに、寝られない恐怖感と時間のもったいなさから怒りと悲しみが押し寄せてきて非常に辛かったです。
当時は間違いなく鬱に片足を突っ込んでいたと思います。
二次試験が終わって、いろんな人と遊びに行くようになったら、憑き物が取れたようにぐっすり眠れるようになりました。
強制力が働かない
自宅浪人生はほとんどの時間を、心が安心する自室で勉強をするため強制力が働きません。
その結果、ぼーっとする時間が増えたり、スマホをいじる時間が増えたりしやすいです。
私は図書館に行って勉強することも多かったですが、絶妙に遠い位置に図書館があったため、行くのが億劫になり自宅で勉強する日も多かったです。
自宅で勉強するときには、声を出して勉強できたり、自由に動き回りながら勉強できるといった利点はありますが、その自由度ゆえに、楽なさぼる方向に行動が向かいやすいです。
質問や添削を受けられない
講師がつかないため、当たり前ですが質問や添削が受けられません。
添削に関しては、Z会などの添削サービスがあるため、対処できます。
しかし、質問に関しては安定した質問相手を見つけるのは難しいです。
卒業した高校の先生だったり、頭の良い友人だったり、ネットで質問を投げかけるなど様々ありますが、日常的に答えてくれる人はおらず、一回一回の質問のハードルが高いです。
そのため、私は絶対に疑問点が湧かないように、なんとなく理解できれば大丈夫という考えで勉強していました。
質問ができない状況のため、一つ一つを突き詰めていくと確実に大きな壁にぶつかってしまいます。そのため、完璧でなくてもいいから「論述を書き写せる」+「なんとなく理解」で進めていました。
ただし、二次試験の過去問は根本から理解できないことも多く、人一倍時間がかかったり、理解できず勉強が嫌になり問題の理解を諦めることもありました。
全受験生に言えることですが、出来るだけ解説が丁寧な参考書やサービスに絞って勉強するとよいです。
最後に
いかがだったでしょうか?
もしあなたが自宅浪人をすると決めたなら以上の点に十分留意して、できるだけ対策を打って宅浪生活をスタートすることを強くお勧めします。
また、宅浪を始める際の準備も解説しているため、是非読んでみてください。
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ではお読みいただきありがとうございました!
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